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<フライヤー表紙> |
【WAKUプロデュース公演】 | |
池田真一・TARAKO..... 四大海 | ||
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池田真一、TARAKO、原川浩明、伊藤つかさ、蓮伸之介、柳沢三千代、柏進、ゆうほ、四大海、家城啓之、富士原新、山口美砂、木原実、鶴ひろみ ほか | |
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新宿SPASE107 06/10/04〜09 | |
新宿SPASE107 06/10/04 |
オムニバス形式でお送りする、3本のショートストーリー。 それぞれの登場人物が、ちょっとずつその他のストーリーに絡む。同じ時空の違う場所で繰り広げられるそれぞれのバーサス!! 1話「彼と彼女」VS「金とあの世」 お色直し姿の彼女を連れ出す一人の男と、ソレを追い掛ける親族一同。彼女はどうして結婚したのか? メインキャスト:池田真一、TARAKO 2話「無くした物が見つかった」VS「隠した物が見つかっちゃった!」 統一感のない5人の男女。うつむいたままの者も居れば、独り喋り続ける者もいた。現代社会に住むこんな5人が隠していた事とはなんだったのか? メインキャスト:原川浩明、伊藤つかさ、蓮伸之介、柳沢三千代、今村真沙美 3話「初恋」VS「ざけんなコラ」 初恋はある日突然やってきた。恋は、恋する人の為に、恋している自分の立場を捨てる事さえもできてしまう。それは、過去の人が忘れられない大人も一緒。 メインキャスト:柏進、ゆうほ、四大海、家城啓之、富士原新、山口美砂、木原実、鶴ひろみ |
TARAKOさんと言えば「ちびまるこちゃん」でとてもお馴染み。今回が第11回公演で、前作10回公演は時間の関係で観れなかったので、凄く興味津々。 新宿シアター107迄のほんの些細な距離を迷い、開演ギリギリに箱に飛び込む。 お馴染みの声優さん多数ご出演だったので、アニメをガッツリ観ていた自分にはウハウハなお芝居でした(笑) 瞬間的な印象が強く残ったているのはストーリーが一番長く登場人物も多い3話でしたが、個人的には時間も登場人物数も中間に当る2話が好みで、お話全体が印象に残っている。 そんな2話の魅力は、個々の登場人物が持つ人間的感情と共感部分が多かったこと、ちょっとした謎解きが含まれている話しの構成、それぞれの役者の実力、タイトルの奥深さ、ストーリーが賑やかに進む感じはないけれど時折滝口タキ(柳沢三千代)が突然大きな声で占い結果を言うメリハリ、心の中のランプに火が灯ったような穏やかで暖かなエンディング。 どれを取ってもバランスが良く、はっきりと力強い中にも淡々と進むどっしり感は観終わってすっごい気持ち良かったのよね〜。更には(情報量が少ない間の)登場人物のビジュアルを元に想像した事は、あくまでもイメージなんだよっていう脚本もワタシの好み。色々と憶測しつつ観れるのは、出演者の実力の賜物であるという事は言うまでもないのです。※ちなみに脚本は池田さん。 2話のストーリーテラー的存在は鈴木一郎(原川浩明)。 幕が開いて直ぐに " ちょっと優しい困り顔のまま独り喋り続けるスキンへットでジャージ姿の鈴木と、距離を取りつつ相槌を打つ人々" というシーンだった。この情報量が少ない時点では「鈴木って人は、激しく独りから回っているよなぁ〜。一方的に話し掛けられたらそりゃ引くって。」というのがありあり。距離を保っている周囲の人々は年齢も性別も違う4人で、スーツ・部屋着・普段着・和製エスニックという格好。なんだかそれぞれが面識無さそうだし、統一性もないし、共通点が全然見えないから、この状況を私は勝手に「・・・ここは病床付き病院の待ち合い室??」と思って観てしまいました(笑) 軽くブラック(爆) なんだか浮いてる鈴木さんなんだけど、その笑顔は憎めない位軟らかい。とても人が良くって、一生懸命会話してるのは重苦しい空気を打破しようとしてるからというのがだんだんと見えてくる。人って、なんか重苦しすぎる中にいると、ヤケに饒舌になってから回っちゃったりする時ってあるじゃないですか。ソレなんですよ。ソレをまたとてもリアルに表現できる原川さんの人の良いオーラが素敵でして♪ 親族代表の嶋村さんにも通じるのよね〜。 "自分なんてどうしようもない人間なんだから" と、自暴自棄になってしまっていた閃由美子(ダブルキャスト:今村真沙美)もすっごい雰囲気ありました。 突然1話で主人公だった横田ひとし(池田真一)がこの部屋に飛び込んで来た時は客席は大沸き(笑) 急いでまた出て行ってしまうんだけど、その行き着く先はオムニバス形式ならでは。 全員、ホントに無くしたモノを見つけてた。それが本当に素敵な見つけモノ。良い気分での暗転でした。 3話の瞬間的な印象とは、今井やすお(家城啓之asカリカ)が母に会う為に女装した姿が、あの巨大な和田アキコにそっくり!!!!! おかっぱ頭に真っ赤なワンピースに真っ赤なハイヒール(笑) あれは反則でしょーっっって位可笑しかった(笑) お連れの女装・女子高生ルックwithルーズソックスが霞んだもん(笑) それに、素敵なお声のかずみ(鶴ひろみ) ですよ〜・・・。ストレートのロングヘアにGパンを履いて、ジャケットは黒のレザー。それでゆったりとお話する姿はまさに姐さん!! そのまんまって感じ(笑) もちろん、主役の柏進さんは上手いです。過去観た時から感じてましたが、キャラがブレません。モチベーションは常に高くて同じクォリティー保ててます。役者としては当たり前の事なんだろうけど、どんな状態でも上手いんだよなぁ〜。普段の凛々しさから想像できない母性本能くすぐりキャラはホント、ハマり役。 が、敢えて言う。凛々しいキャラが観たい!!! 凛々しい役に期待してます(^ ^) |