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雨のち晴れ。ところにより、素敵な声。

ズム楽日の翌日は朝からあいにくの雨模様。
昨夜終了したリズムのステージを「エレクトリックレールウェイ」駅構内から眺める。
椅子は総べて撤去されていたけれど、各エリアのオブジェは静かに中央ステージを眺めていた。

『兵どもが夢の後。』

今期のリズムは、一度もWFPの中に入る事なく終わってしまった。
それでも思い出がとっってもつまったステージだったから、もう2度と観れないと思うと、寂しい。

の日にインする事が多くなったのか、それともインする日に雨が降るのか。
それは定かではないけれど、とにかく「休め」と言われているんだと、そう受け止めてNYデリでお茶にする。
デリの落ち着いた雰囲気が大好きだ。特にデリを入った左奥・写真館跡地のソファー席が落ち着く。ここは一ケ所天窓があるので、天井も高く、ソコから明るい光りが差し込んでいる。明るさだけで判断するならば曇り空くらいなんだけれど、デリの外は、傘をさす人が足早に通り過ぎる。
私:「せっかく今日からポルトも"エテールノ"になるのにね。」
直:「新しいランドのパレードも見れると思ってたのに、雨はね〜・・・。」
一緒にインした直嬢とコーヒーを片手に雨の日の過ごし方を持て余す。
年パは何年前から買い始めたかとか、ヘラクレスのイベントは何周年だったかとか、あのお姉さんは今でもかわいらしいとか。過去から現在迄の記憶を辿って行った。他愛のないお話がとても楽しい。
雨の日のシーは、いつも以上に時間がゆったりと過ぎて行く。のんびりと、昔話をするのにはぴったりだ。そして日常の喧噪から逃れられたようで、とても良い。
久しぶりに、早い時間からの「アンコール!」を鑑賞し、昼ポルト迄の待ち時間を昼食に充てた。

食は「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」のシェフのおすすめセット。
・アーモンド入りグリーンサラダ
・シーフードスパゲッティ
・チーズケーキ
・ソフトドリンクのチョィス
で、\1,380-はお手ごろ価格&贅沢メニュー。

パスタはボンゴレのような透明スープの塩味かと思いきや、ちょっぴクリーミーソースに軽い塩味。
そのままでも美味しく頂けますが、パルメザンチーズを振るとさらにクリーミーで、しっかりした味になります。
シーフードは、えび・ホタテの貝柱・いか。かなりたくさんトッピングされていました。えびのプリプリ感が食欲をそそります。
そして何より、デザートのチーズケーキが乙女心をがっちりキャッチ。
チーズケーキはちょっぴりレアで、酸味の効いたラズベリーソースがアクセント。
ケーキの上には、生クリームの上にラズベリーとブルーベリーをトッピング。そんなにぎっつりくる量ではない大きさがこれまた憎い。

食事をしつつ外を眺めると、スチーマーラインの建物上に風力計を設置するキャストさんの姿が見えた。
その風力計のプロペラが回る回る!! 木の葉がしなるしなる!!
ちょっと心配しつつも、"エテールノ"雨ver.を演る方向のようだったので、15分前にチーデーのポジへ移動。なんだか、雨が少し強くなったような気がする。

ーデーポジに人は少なく、石垣が開いていたのでそこから拝見。
私:「どこがどんな感じに"エテールノ"になるんだろうね〜? でも雨ver.だし。雨だから、カメラとか濡れて故障してもいやだしなぁ〜・・・。」
直:「そうだよね〜。これで壊れたら嫌だよ〜。」
私:「っていうか、初日から雨ver.観れるって、ある意味レア??(笑)」
直:「あははははぁ〜(笑)」
のんきな2人組みである。
私のカメラはちびデジだし、直嬢は機材出さないし、ちょっと変わった人達だと思われたに違いない。
取りあえず、時間通りにショーはスタート。特に変化はなく、イルカジェットが続々登場し、爽快に水の上を走り抜けていく。この颯爽としているイルカジェットは、いつ観てもかっこいい。
そしてミキ船などのキャラ船が次々とハーバーに入港し、ハーバーを一周していく。
再び各キャラ船はそれぞれのドッグに到着し、♪東京〜ディズニーシーの手話。「ロマンス」のハート型が、鼻を押さえるように見えてしまうデールくん。カワイイ!! →→→

ここまで前と変わらない。う〜ん、ドコから変わるんだろう。
と思った矢先、一瞬の静寂。そして聞いた事のナイ曲がながれ始める。しかも、ちょっと壮大な感じ!!
ミニー:「私達はポルトパラディーゾの物語りを決して忘れません。(以下略)」
私:「セリフちがーーーーーーーーーーう!!!!!」
ミッキー:「おーいみんなも一緒にくる?! じゃあ、僕の船で行こうよ!!」
直:「ミッキーの船で一緒に行くの〜?!」
大興奮である。
目前のチーデーや、船に乗っているお姉さん達は、歌詞に合わせて踊るんだけど、コレもどうやら手話が入っているっぽい。
歌の歌詞も素敵で、もう泣きそうっっっっっ
あいにく、各キャラはそれぞれの船で出航してしまったんだけど、歌良過ぎっっ!!!!!!! しかも、ラストにチャペルの鐘が鳴り響く!!!
感動に浸りつつも急いでモノレールに飛び乗り、雨パレを観にランドに移動。

ラザでパレの到着を待ち、トゥモローランド方面を眺めていた。
雨足が強いから、ルート上は雨水で膜を張った鏡状態である。すると、私達の5m位斜前に水はきゴムモップを持ったキャストさん3〜4人が横一列に並び始めた。
ドコに動く訳でもなく、雨に濡れながらパレードの到着をじっと待ち、タイミングを伺っているようだ。
するとパレが見えてきたギリギリで、外側のキャストさんから時間差で次々にキャストさんが水をはいていくではないですかっっ!!
はかれていく雨水は、ドンドンと重なってバケツをひっくり返したような水量になっていく。キャストさんが通り過ぎたパレードルートは、画像の通り水の膜は薄くなった。
こうしたキャストさんのお仕事と、出演者達の笑顔が私達を支えてくれているのかと思うと、、、ワタクシ本日2度目ノ感動!!!

ある意味、運がないとなかなか観れない雨パレ。
ココノ所、あまり雨パレを観ていないから雨でもちょっとウキウキ。
♪〜ぴちぴち ちゃぷちゃぷ
と、歌に合わせて雨の中とっても元気に飛び跳ねているレインコート姿のお姉さんとお兄さんと、汽車フロートに乗ってやってくるミッキー達。
ドナデジ、ミキミニ、チーデーは2人ペアで一両に乗車。
プルートとグーフィーは1人で乗車。
外側・内側のゲストに元気一杯手を振ってくれるドナルドがとってもキュートぉ〜♪
デイジーさんのお顔を拝見できなかったのはちょっと残念。
プラザで2回見送りましたが、ミッキーとミニーがラブラブしっぱなしで、そりゃぁ〜もぉ〜、うらやましい。←(笑)
パレードはウェスタンランドに向かい、自分達はそのままシンデレラ城に向かった。

ンデレラ城には今日でクローズのアトラクション「シンデレラ城ミステリーツアー」にたくさんのゲストがつめかけていた。
並び列の最後尾はシンデレラ城周辺に修まりきらず、「ミッキーマウスレビュー」前当りまで伸びていた。しかも、横に4〜5列に広がって並んでいる。
私:「やっぱり、今日が最後だもんね〜。」
直:「雨なのに凄いよね〜。」
なんて直嬢と話していましたが、フとゲストを見つめると、その首には、あの勇者のメダルがかかっている人がたくさんいるではありませんかっっっ!!!
私:「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!! モシカシテ モラエルノ???」
直:「ワ、ワカラナイ・・・」
直嬢と色々な事が頭を駆け巡り、列最後尾のキャストさんにおもいきって質問してみる。
私:「もしかして、全員にメダルモラエルンデスカ??」
キャ:「はい! 差し上げています!!」
顔を見合わせる私と直嬢。
私:「・・・何分くらい待ちますか?」
キャ:「ここから約80分です(^ ^)」
さらに顔を見合わせる私と直嬢。確かに、夜ポルトまで何もやる事はない。
(でも雨の中80分?? だけど、メダルもらえちゃうよ???)
きっと、2人の心には同じ事が浮かんでいたはずである。
今日で最後だし、メダルも頂けるのならばと、久々に80分スタンバってみた(笑)
雨の中待つのは思っていた以上に寒く、傘の雨垂れと戦い、水たまりを避けて入口を目指した。
それでも、なんと約40分程度で入口到着。内部はとっても素敵な声の男性キャストさんが案内してくれました。私の好きな声質。ミステリーツアーは、かれこれ3年ぶりくらい。
いつも通り代表者1名が光る剣でブラックコルドロンを倒し、メダルを授与。私達を含む、その他参加者にも退城時にメダルを頂きました。その順番が来る迄、同じパーティーのゲストさんが目頭をハンカチで押さえる姿が目に入り、私も色々な思い出が蘇って泣けてしまいました。
誰でも、1人一人が勇者です。そのパワーで悪は滅び、ミステリーツアーも終演を迎えたんだと思っています。
合言葉は
「正義は悪に 勝つ!!」もちろん、ガッツポーズも忘れずに♪

ダルを頂いた所で、雨をしのげて小腹が満足いくようにと「チャイナボイジャー」へ。ジャスミンティーとアンニン豆腐をチョイスし、お天気と時計とにらめっこ。
私:「夜ポルトまで時間あるよね〜・・・。」
直:「遅い時間だから、待ってやらないとショックデカイよね〜・・・。」
とほうけていましたが、ゲスト全員の願いが届いたのか、時間が進むに連れてだんだんと雨足が弱まっていき、外を歩く人が傘をささなくなっていった。
大好きで思い出がいっっっぱい詰まったポルト。そして約1ヶ月間しか開催しない"エテールノ"。自分のシフトとにらめっこしても、一日中インできるのは、あと3日間もなかった。
考えれば考える程、出る答は1つ。
私:「・・・絶対に、後悔はしたくない。」
統計的に判断したら、答は簡単だし、要領も良いかもしれない。でも、その日自分が判断した統計的結果と、事実が異なったら??? 低い確率に賭けたい時だって、時にはある。
雨ver.だって、キャンセルだって良いじゃないか。しっかりと自分のこの耳・この目で確認しなかったら、後悔しちゃいそうで。
直嬢にお願いして、今日の夜ポルトは「様子見程度で良い」という事で、夜海に渡る事にした。

計を見る。夜ポルトを「様子見程度」の位置で観るのならば、ライツを観てからでも十分間に合う。
それに、今日は雨上がり。路面は薄らと雨水の膜。
フロートの光りが、路面に反射してとっっても綺麗に見える、特別な日でもあるのだ。
いつものルートと客席を分けるロープが張られるが、パレードスタート10分前でも最前列はガラガラ。プラザだって、2列目以降にゲストの姿は少ない。
私達はウェスタンランドで観る事を決めた。

一列目は「座らなくても良いので、しゃがむように」とのアナウンスがあったので、後ろの方で立って観れる場所を探し、落ち着く。
直:「ライツ観るのなんて久しぶり〜!!」
私:「今日ならすっっごい綺麗に撮れそうだよね♪」
案の定、フロートの光りを反射した路面がとっっっても鮮やかに輝く。普段の乾いた路面なんかよりも表情があるし、「光りのパレード」の良さを何十倍にも引き立ててていると思う。
おまけにこんな天気の方がゲストも少ないから、立ち見位置もフロートから近い近い!! ちびデジでもなんとかストロボが届く範囲だったのが嬉しかったかも。
こんなシュチュエーション、めったにお目にかかれません!!!
ちょっとづつ、下がっていたテンションも上がってきたぞ〜。

早にシーに戻るも、初日にしてはゲストはまばら。さすがに雨が影響しているようだった。とりあえず、全体を見渡せる、ドナルドが下船するザンビーニ坂下に行き20時30分からの花火を観る。・・・建物の影で破片だけだったけれど(笑)

間もなくしてショー開始5分前からスタートする、テラーの語りが始まる。暗いハーバーにただ1隻だけ浮かび上がる、テラーを乗せたイカダ。ライトアップも手伝って、悔しいくらいカッコイイ。
すると暗い坂から「ボナセーラ(こんばんは)」と挨拶をしながら、出演者達がぞくぞくとハーバーに降りてくる。
テラーの語りが終わると一瞬、ハーバー中のライトが消え、あのポルトの曲がかかり、一気にライトアップ!!!
ドッグに走り込んでくるテラー。そして元気な「ボナセェーラァーーー!!!」の声。
夜開催で、かなり強く照らし出される出演者達。なんとなく、カウントが始まりそうな感じがまた気持ち良い。
私は昨年末のシーのカウント時や、1月にちょろっと夜ポルトが開催されていたのを観ていなかったから、今回の夜ポルトは自分の中の想像だけで成り立っていた。その時も「ポルトは日中の、青空の下で開催されてなんぼだぁぁぁぁ!! 夜なんて認めん!!」等と思っていたから、こんなにも綺麗な夜景の中で、キラキラと水面が輝く海の背景を観て、びっくりした。
予想していた以上にマッチしていて、とてもとても素敵だったから。

ッキー等のキャラ船が登場してからは、各ドックの雰囲気を探りに散歩開始。ゲスト参加のダンス時には、交通整理をしているキャストさんも楽しそうに、軽く踊っていらっしゃった。
そしてリドアイル入口に到着したと同じ位に、カイトが上がった!!!
サーチライトが4基のカイトを追い照らし、そのカイトの影がプロメテオの山肌に映し出された。もう・・・鳥肌!!
そして、昼の雨ver.で聞いたミニーちゃんのセリフ。
続けてミッキーも「僕の船で一緒の船で行こう!!」と言っていたけれど、、、昼間の記憶があったから、てっきり別々に旅立つと思っていた。
でも、しばらくしたら坂を登ってくるナニカが見える。
・・・グーフィーが歩いてやってきて、リドアイルに入っていったんです。
私:「ん?! なぜにグーさん??」
そして隙間からリドアイル内を覗き込んでみると、プルートもいつのまにかリドアイルに居て、フッツーに踊ってるんですっっっ!! 更に目を凝らす私の目に飛び込んできたのは、ミッキー船にドナルドとチーデーも乗ってるじゃないですかっっ!!!
私:「
うぎゃぁぁぁぁぁぁ〜☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!
言葉にならないとはこの事である。
だって、あのミッキー船に、キャラクター大集結なんですもんっっっ!!!!!!
そして、その船を見送るかのようにテラーをはじめとする出演者がフラッグ片手に、リドアイル入口の橋の所にやってきて、船に向かってフラッグを振り始めた!!

凄い 凄い!!
なんだ、この感動的なフィナーレは!!!!!

私のお隣にいらしたゲストさんも、あまりの感動的フィナーレに涙されていました。私もあまりの素敵さに感涙ですっっ

ポルト"エテールノ"はこんなにもグレードアップされたモノだったとは。。。
一度観たら、ハマること間違いなし。
仕事が早く終わった日は、とにかく通って、通って、通い詰めて、決して後悔のない、自分の中でのフィナーレが迎えられますように。

お天気、宜しく。




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