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公演期間:2001年9月4日〜2006年4月4日


2006/04/15 UP


ついに、東京ディズニーシー開園当初から開催されていた、このウォーターカーニバルもこの夏で最後です。名称的には開催中ではありますが、こちらに分けました。
それは、4月5日からスタートしたポルトは"エテールノ"という、特別バージョンになったから。


〜昔むかし。ある所にとても小さくて美しい島がありました。その国を修めていたのは、素敵なお姫さま。名前は『ダニエラ姫』。
国中のだれもが、美しいお姫様の事が大好きでした。
毎朝お姫さまは、港の穏やかな海に泳ぎに行きます。するといつも遊び好きのイルカたちがやってきて、沖へ沖へと彼女を誘い、遊び終えるとイルカたちは水平線の彼方へと帰って行きます。
いつしかお姫さまはイルカたちについて行って海の向うの世界を知りたいと思うようになりました。『そこにはきっとパライダイスがあるにちがいない!』
こうしてお姫さまは航海の旅に出ることを決めたのです。たちまち国中の優れた勇士たちが立上がります。発明家・芸術家・探検家・シェフ。
勇士たちは大好きなお姫さまのために、最高の設備の整った頑丈な船を用意し、船にはお姫さまの高価な品々と、王国に伝わる「海のお守り」−古びたコンパスが積み込まれました。

−−迷った時や困った時は、心を開いて海の声を聞きなさい。−−

航海の準備も整い、いよいよパラダイスへ向けて出航します。しかし、何ヶ月の時が過ぎ、多くの困難を力を合わせて乗り越えても、一向にパラダイスは見つかりません。食料も底をつき、希望の光を失って行きます・・・。
すると突然、ものすごい嵐に襲われ、頑丈だった船が壊れ始めました。みんなはお姫さまを守ろうと力を合わせますが、ついにその船も沈みそうになります。お姫さまは船を軽くしようと、高価な品々を船からな投げ捨てはじめました。しかし海は荒々しく、みんなは船から投げ出されてしまいます。
絶望の淵の飲み込まれたお姫さまは海に浮かぶ古びたコンパスを見つけ、最後の力を振り絞って泳ぎに泳ぎました。そしてコンパスを手にした時、彼女の心に海の声が聞こえました。

−−あなたにとってホントウに大切なものは?−−

私のホントウに大切なもの、、、、
『それは今ここにいる仲間たちと、王国の人々の未来です!!!!!!』

すると波が静まり、風もやみ、水平線にはまるまで魔法のような虹が輝き始めました。空には鳩の群れが舞い、いつのまにか、懐かしいイルカたちが船の周りを取り囲んでいます。
やがて水平線上に美しい島が見えてきました。パラダイスに辿り着いたと思ったお姫さまは、その島をよく見て、込み上げる感激に息をのみました。
そうです、故郷に帰ってきていたのです。そこはお祝の人たちで一杯です。
お姫さまは思いました。
『この島こそ、そしてこの港こそ、私の探し求めていたパラダイスなのだ』と。
こしうてお姫さまはこの港に名前を授けました。そう「ポルト・パラディーゾ」。そして街の人々は毎年この日を「一番大切なモノがなにか思い出す日」としたのです。
そうですみなさん。今日がその記念日です!! みなさんも一緒にお祝しましょう!


↑の長文は、ショー開始5分前にテラーが語る、ポルトの伝説を要約したもの。
内容関係ない部分がテラーによって違うのを、今VTから拾ってみて初めて気付きました(笑)

こうしてテラーの語りを聞いてからショーを見ると、そこかしこに伝説的要素がたくさんちりばめられているのがはっきりと判ると思います。イルカジェット、カイトは鳩の絵と、虹。カイトは毎回毎回上がる度に感激して泣きそうになってた。結構思い入れのあるショーだったからなぁ〜。その、、、誰が居ても楽しいショーでした。
それは構成もそうだけど、何より好みの曲調だったし、衣装が大好きだった!! ベネチは罪作りですよ〜(笑)
それでも開園当初から、何度かのマイナーチェンジを繰り返し、今日の形になりました。
例えば、当初はダンサー達が各ドック上に登場していたので楽しく記念写真を撮る事もOKだったとか、キャラクターはドックに上陸したら陸を歩いて帰っていったとか、テラーも台の上ではなくてぶらぶら揺れる棒のてっぺんに登って語っていたとか。
そして一番大きなターニングポイントになったのは「日本語」の歌になったことと、ゲストがちょっと参加できるシーンが出来た事、5分前に前説が出来た事。その後に手話を取り入れたりしてたっけかな? 順番は定かではありませんが。
「日本語」になった時のショックは忘れられません(笑) だって、当初の歌はイタリア語(?)だったから、ちょとスタイリッシュでクールな雰囲気だったんだけど、急に日本語になったから、雰囲気がかわいらしくなってるんだもん(笑)
「ちがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁうo(T□T)o」と、がっくりしたのも今では良い思い出。
どっち語のポルトが好きかと聞かれると、正直困ります。私の中では「別物」だから比べられない(汗)

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