本日から年賀状の受付が始まりました。
12月も中盤。
残り2週間もきっと、実にあっという間に過ぎていくのかなぁ～とぼんやりしています。

昨日は、伯父の一周忌でした。一番年の近いいとこの、お父さん。
小学生の頃の夏休みには、よく泊まりに伺っていたので。色々な事を思い出します。

伯父は、税理士さんをされていました。スーツで出勤。帰宅後には浴衣にお着替えし、夕食のお供は熱燗で晩酌。実にユーモアのある方でした。
お猪口を片手にちびちびと飲みつつ、ニコニコと私たちの話を聞いてくれて、最後に総合的に一言二言、的確な返答やアドバイスをくれる。
食事後には、書斎でお仕事をされることもあって。（子供は書斎に入ってはいけないと、伯母から言われていたので）そんな後姿を見に、こっそり、開いている扉から中をのぞき見たこともありました。
静かな部屋に、書斎のデスクに向かう伯父の背中。
デスクの両脇にはたくさんの書類。そして、青白いスタンドの明かり。

サラリーマン、かっけぇぇぇぇぇぇ！！！！　　←アホな子だ・・・

と（笑）
もう30年以上も前、一度だけ目にした光景なのに、しっかりと目に焼きついています。

そんな伯父が他界して、もう一年。
この一年で、姪っ子ちゃん（伯父の1番目のお孫さん）は受験生、私の姪は3歳になりました。
時間は確実に経過しているけれど、記憶は風化することはありません。
人は、記憶を胸に生きていける生き物なのだなぁと。
改めて思う、12月14日でした。

なお。
私の実家は自営業だったので、日常にスーツも無ければ浴衣にお着替えもなかった。
だから、いとこの家の当たり前の光景に「サザエさんの波平さんやマスオさんがしていることは、漫画の世界のことじゃないんだ！」と、衝撃を受けたのを覚えています。
ちなみに我が父は仕事から帰宅後、作業着を脱ぎ、しばし肌着ですごしていました。パジャマという概念も無かったような・・・。どんな家なんだろうなぁ、ウチ（笑）
けれど、家族を養ってくれた、立派な大黒柱です。
私は、父を越えられないなぁ～（笑）