まだまだ寒い季節ですが、TDSの「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」横の花壇には、チューリップが満載に植えられています。
なぜ、「満載」と表現したかと言うと。
まだまだ「満開」ではないから。
それでも、一面に植えられたチューリップを見ていると。
この先、これらの花が開き、その開いた花の上に広がる青空が見え、春の暖かな日差しに包まれて微笑んでいる人々の姿が。なぜでしょうか、浮かんでくるのです。
その情景の中には、その方々をのんびりと眺める自分が居てですね。
笑っている人がいるとつられて笑ってしまうように、微笑みを浮かべる方を見ていると、こちらもそんな気分になってくる。
その方のお気持ちを、おすそ分けしてもらっているのでしょうね。
このフとした瞬間に、すべての鎧や、私でいえば甲羅が取り払われ、気持ちは露わになる。
この時間が、ずっと続けば好いのに。
そう感じられる瞬間なのです。
いいなぁ。早く、咲かないかなぁ~。チューリップ。
そのチューリップ畑の横には、ぶどう畑が広がっています。
ここのぶどうも、春になると涙をながすのでしょうか。
いや、あの涙は。
ぶどうが厳しい雪に埋もれる冬を乗り越え、雪解け水をいっぱい吸い上げてた、春に。
小さな枝から落とすひとしずく。
ここの土地は、空知のように雪に埋もれない。
今年は、夏の空知に行きたいなぁ。
あの緑がきらきらと輝く。
ぶどう畑に行ってみたい。