先月末ですが、中目黒ウッディーシアターにて
DEAD STOCK UNION『明日はあるのか?』観て来ました。
小劇団が舞台のストーリーでしたが、
安定職に就くだとか、描いている「夢」だとか。
もの凄く身近な話題にすぐにお話に入りこみました(笑)
考えさせられるものもありながら、笑って、熱い部分もあって。
特に彼氏が「結婚する(=俺安定職に就く)か、劇団を取る(=俺このままアルバイト)か。どっちがいい?」との質問に、彼女が「(結果的にあなたの人生を)私に選べってこと?!(怒)」と大喧嘩に発展する部分はそれぞれに感情移入した(笑)
声優の養成校に通っている役の方の物真似が似てて感動しつつも笑えた(^∇^)
劇中劇(稽古段階のもの)にあった
現代軸のそこに勝海舟がタイムトリップ
→劇団のピンチを救うために一役買った際の勝海舟の言葉(後世に残っているもの)一つ一つもビシビシと来たな~。
最終的にはすべてが丸く収まって、心がホッコリするストーリー。
劇中の台詞 『自分の言いたいことを、台本の役に言わせる』 っていうのが、
現実にも一致しているんだろうなって、感じて。
現実の中で生かせそうな気づきを与えてくれる、収穫の多いお芝居。
脚本&演出をされた
デッドストックユニオン代表・渡辺熱氏の、
脚本もお芝居も演出もとっても素敵で!
感動のあまり終演後に直接感想を述べるという突飛な行動に出てしまいました(汗)
次回作もぜひ、お伺いしたいですヾ(@°▽°@)ノ
~あらすじ~
お話の柱になるのは、男性二人。
一人は劇団を主宰しているサカガミ・39歳で、市役所の臨時職員。
上司に 「正職員採用試験受けるなら後押しする」 と言われ、
彼女と結婚するには
「生活の安定(=正規雇用=劇団辞める)」 があった方が良いに
違いないだろうなぁ・・・でも芝居は続けたいしなぁ・・・でもなぁ、、、、。
と迷っているけど、彼女にズバリ聞くのも怖くてできない。
そんな中でも劇団の公演準備が始まり、
仕事に追われながら本を書き、稽古では演出&出演をする。
もう一人はお話し初盤の後半位から絡み出す、
劇団稽古場に勝手に泊まりこんでいたホームレス。>50代位
隠れていたところを見つかって追い出されそうになるも、
稽古場持ち主である寺の住職に春までの滞在を許される。
その他、
劇団では依頼したい外部役者のオファーが上手くいかなかったり、
昔劇団を裏切った俳優(特撮主演になった事で劇団辞めた)が戻って来たり、
その彼女(役者経験ほぼ無)が劇団に入りたいと申し出たり、
在籍中の新人が育ってなかったりと、小さい事件が起きていた。
サカガミはなかなか彼女にプロポーズできず、
仕事の時間外である稽古中にも呼び出されたり、
ホームレスが勝手に演出に口出して苛ついたり、、、。
さらには本番中が締め切りの正規職員応募のため、
俳優を辞める(劇団を捨てる)かどうか悩んでいる。
いったいどうなってしまうのか?!