私二回目の劇団四季『アイーダ』を、11月18日に観てきました。
四季の会友人のお力で初の海劇場最前列。
オケピの上に座席ができていたので『WICKED』の頃よりも最前列が舞台に近い!!!
かなりドキドキのまま着座&観賞でした。
舞台との距離が凄まじい近さで・・・・常に首の角度は上向き(笑)
(首 を左右に振らないと演者が追えない点で)視界が狭くなってしまう分、やはり舞台全体を一度観ているからこその座席位置だなぁという印象ではありましたが、 衣装が翻るたびに舞う塵類、オフマイクでありながらも聞こえてくるアンサンブルの方の歌声や息遣い。歩み進んでいる靴音や、衣擦れのささやかな囁きすら耳 に届くこの臨場感は、ココでしか味わえないなぁと・・・蕩けてきました。←(笑)
アイーダ:樋口麻美さん
樋口さんを拝見するのはめちゃめちゃ久々でしたぁぁぁぁ(T-T)
そして、樋口さんのアイーダは初見なので、以下ちょっと長くなっちゃいます。
樋口さんのカラーである影の無い前向きなアクティブさ(とってもカラッとというかサバッとしている感じ?)が、アイーダの “あどけなさとお転婆さが残るお姫様” という感じに表れていて。
けれど感情コントロールができているというか、どこかとても冷静な自分もいるから感情をおもいっっきり外に出さないで、気持ちは秘めているような強さというのかな・・・。そんな姿を観ることが出来ました。
お歌は相変わらずの迫力!! 凛々しいのよねぇ~・・・(シミジミ)。
なお個人的にですが、私は樋口さんはエルファバのように、自分自身と向き合い、高めていく役柄の方が好みかも。
男女間の愛というのは生命にとっては本能的な部分で、究極で重要で、永遠に美しく語られる物語であるとは思います。だからこそ、樋口さんにはその本能的な男女間の愛に身を置く作品ではなくて、自己と向き合って突き進む役が似合う気がしてしまうのです。
イメージですが
ラダメス:金田俊秀さん
気が付けば金田さんの広い音域、そして低音・クリアな音質に虜になってます・・・(笑) >スカー好きとしてはあの低音はヤバイ(笑)
見蕩れましたわぁ~(//∇//)
金田さんを初めて拝見した前回、将軍(戦士)らしく、怒りだとかアイーダを求める気持ちはハッキリと出すけれど、ファラオの裁判シーン等今生の別れでも結構アッサリされているのかな? と、思っていました。←アイーダのソロがあるからラダメスに照明も当たらないシーン
今回手に届く位置で拝見できたので、照明が当たらない中でもラダメスが鼻を啜り、涙を流した跡が見えたんです(T-T)
判決で死に向かう以外選択肢が無い状況で、アイーダに不安を感じさせないようにというコトなのかなと、ラダメスの優しさや男らしさを垣間見た気分でした。
お芝居ならばアクションは大きめにして、もっと感情を表現しなければならないのかもしれないし、距離によって見える見えないがあってはいけないのかもしれない。
けれど、今回あの席で観たことで、金田さんの描くラダメスにきちんと触れられたような気がして。発見できたことが嬉しかったです。
アムネリス:五東由衣さん
相変わらず素敵でキュートな方だなぁって、つくづく思いました。!!
プールサイドで見せる天真爛漫なキュートな仕草、そして自らの手でフィアンセに判決を下し、その後ファラオとなって国を治めてきた博物館での大人びた表情。
挙式当日の、あの感情を殺している表情や心情。観ていて切なすぎなんだよぉぉぉ(T-T)
友人ともアムネリスについてはアイーダ以上に話題になります。
彼女の慈愛、成長の姿、友情。色々と話してはつくづく 「苦難を乗り越えたからこその素晴らしい女性像だな」 と。
アイーダの強さも憧れますが、アムネリスのような強さも憧れる。私もそうありたいと感じさせる役を降ろしてくれる五東さん、好きです。
ゾーザー:飯野おさみさん/ファラオ:前田貞一郎さん
飯野さんゾーザーの腹黒さというかあの戦略的な眼差し等が渋く、、、あまりに素敵過ぎて友人とそろってメロメロになってきました!!
お声は素敵だしダンスもかっこよかったです。
前田さんファラオの、具合がドンドン悪くなっていくお姿が心配になります・・。←(笑)
声質からして、ゾーザーもやって頂きたい!
メレブ:中嶋徹さん/ネヘブカ:松本昌子さん
中嶋さんのメレブには、ラダメスに助けられてその恩を忘れずに仕えている感を物凄く感じてきました。私の中では、異国の吉田さんのイメージがあるからかもしれないですが(^▽^;)
コミカルなシーンでは笑いが生まれ、シリアスなシーンではぐっと魅せてくださる。
そしてお声が通るので、ラダメス・アイーダとの『Elaborate Lives』は聴き入ったなぁ~・・・・(シミジミ)。
簡単な言葉になってしまいますが深みがあるというのでしょうか。本当に簡単な言葉で申し訳ないですが
また中嶋さんのメレブを観にいければいいなぁって思います。
そしてネヘブカの松本さん!! 笑顔が大きくて、そして凛々しくて、歌声は綺麗で・・・素敵!! >グリンダ風に(笑)
アンサンブルの方々。
その迫力と、役の切り替えは「凄い」の一言です。
皆様エジプト側の民にもなり、収容所にいるヌピアの民にもなる。
特に男性陣は戦士と奴隷という物凄く対比した真逆の位置に行くのに、その役から出るカラーは同じにならずに別の色なんですよねぇ~・・・・(シミジミ)。
そして男女とも、ダンスがかっこいい!!!
女性陣の体のラインの美しさは、同じ性別とは思えないほどで、めちゃめちゃ見蕩れます。
毎月欠かさず観たい作品!
当分の間は四季で見たい演目が目白押しなので嬉しい悲鳴です(・ω・)/
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