『メアリー・ブレア展』を観に、東京都現代美術館に伺ってきました。
メアリー・ブレア。1939年にディズニー・スタジオに入社。(ご主人や、義兄も同社にて勤務)
様々なコンセプト・アートなどを担当しますが、一旦退社。
後にご主人やウォルト・ディズニーらと共に訪れた南米への旅で様々な刺激を受け、才能が開花。
同社復帰後は「シンデレラ」、「ふしぎの国のアリス」、「ピーター・パン」などでカラー・スタイリストとして活躍し、社のあるフロリダと自宅のあるニューヨークとを往復していました。
二人目の息子が産まれてからは、家族と共に過ごす時間に重点を置く為に同社を退社。フリーとなってからはニューヨークを拠点に、広告イラストや絵本などの作品を数々手がけてきました。
そんな中、ウォルト・ディズニーはある壮大な依頼を彼女に託します。
それは、ニューヨーク博覧会のパビリオンである「イッツ・ア・スモールワールド」の構想を実現させる為。
ウォルトは、ブレアを仕事や会議等に就かせる為に 自家用ジェット機 を使い通ってもらったほど、彼女の才能を必要としたのでしょう。
ブレアは後に、こんな言葉を残しています。
『私は“3つの仕事”をした。妻であり、母であり、そして、プロのアーティストだった。』
この展覧会では、作品から感じる優しさ、楽しさ、柔らかさだけではなく。
一人の女性として、仕事・家庭を両立させてゆくという、彼女のスタイルにも感銘を受けます。
このポートレートがあったからこそ、彼女自身にスポットライトを当てた展示内容になったそうです。
展示ゾーンも、彼女の生活や仕事にあわせて5つのゾーンに展開されていて。
生活と共に変化してゆく色彩に、色々と気付くこともできました。
音声ガイドがあるとよりこの世界に入り込めるので、、、オススメです♪
▲“In My Room”と称する最後のゾーンの外にあるのは、皆で楽しめる記念撮影コーナー。
ここだけはお写真OKなので、ぜひぜひ色々な作品に触れてみてください(*^o^*)
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▲今回購入してきたグッズ。ポストカードは、大好きな「イッツ・ア・スモールワールド」から。
ウォルトと一緒に写っているモノが一番のお気に入り。
女の子の人形は、メアリー・ブレアの作品のひとつ「レモネード・ガール」。
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ウォルトが信じたひとりの女性。
メアリー・ブレア展
2009.7.18(土)~10/4(日)
東京都現代美術館
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