自分は何が欲しかったんだろうって、
悪い魔法が解けたときに、何時も思う。
でも、今回ばかりは
悪い魔法でもなく、そもそも魔法が解けたわけでもなく。
ただ漠然と、何が欲しかったんだろうと、足を止めている次第。
そんな時に、チャンネルをチラチラと変えて
辿りついたのがテレビ東京「スペシャル!傑作選 谷村新司 ココロの巡礼~「昴」30年目の真実~字幕放送」っていう番組だった。
私が観た時には、谷村新司さんがインドの旅をしている真っ最中で、
シタール楽器店でシタールに触り、英語を話されている姿だった。
実は、、、
画面に映った谷村新司さんを観てもご本人と気付けない程、
肌は日に焼け、髪もグレーの素敵な方だった!(笑)
(谷村新司さんといえばモノマネのイメージがあったので、ついつい・・・・すみません)
その後、彼はインドの世界遺産を含む様々な景色を眺め、
聖地ベナレスからさらに奥の寺院に向かわれ、
彼の中でのコタエを見つけ、番組は終わった。
インドに旅したことのない自分には、
懐かしくも真新しく映る世界遺産や、市場の賑わい、
エネルギッシュな景色も沢山広がっていて、行ってみたいという欲求にかられる。
なんていうか、人々はいい意味で生きることに貪欲なキラキラとした瞳を持ち、
信仰が人を強くする姿を垣間見た気分だった。
そんなインドに
実際に自分が行けるかどうかは難しそうですけれど
そして番組内では時折、
その日に書かれた谷村さんの日記が紹介され、
飾りのない、率直な言葉が伝えられる。
タージマハールを観た日の日記が特に印象深く、
言葉はちょっと曖昧ですが、こんなだったように思う↓
形があるものはいつかは崩れる。
立派な建物を目にしても、最近はココロに残るものはなく、
建物よりも、そこに住んでいるのはどんな人なのかとか、
生活している際の表情だとか、瞳の輝きだとか、
そういったものがココロに残るんじゃないのかなと、感じる。
記憶に残る部分って、建物の造形よりも、
その場で、ココロで感じたモノのような気がする。
ちょっと枠を超えた考え方になってしまうけれど、
自分が京都に行った時、
寺院などの建物を見ていたけれど、
実はその場で建物を通して、その当時の人々の心に触れようとしていたんだと思うんだわな。
そして、谷村さん、旅の結論として
母親は「無条件の愛」を持っていて、
男性はそれを持っていないから、夢を追い続けるんじゃないか
って仰っていた。
それでまた自分の中でぐちゃぐちゃと考えて(笑)
私が欲しいのは、きっと“無条件に愛せるもの”なんだと思う。
・・・難しぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!(笑)
ちなみに、
私は谷村さんと仲良しの、さだまさしさんのアルバムは何枚か持っている。
いい歌沢山あるので、お勧めです。